自尊感情
公的施設の館長ミライさんのブログからの引用です。
http://ameblo.jp/nonrune/entry-10463827440.html
自尊感情について書いていらっしゃいます。
◆自尊感情(自尊心) self-esteem
自己に対するに対する評価感情で、自分自身を基本的に価値あるものとする感覚。
自尊感情は、その人自身に常に意識されているわけではないが、その人の言動や意識態度を基本的に方向付ける。
自分自身の存在や生を基本的に価値あるものとして評価し信頼することによって、人は積極的に意欲的に経験を積み重ね、満足感を持ち、自己に対しても他者に対しても受容的でありうる。
このような意味において、自尊感情は精神的健康や適応の基盤をなす。
自尊感情には、2つあるそうで
①社会的自尊感情・・認められ、見つめられることによって膨らむもの。他者との比較により相対的な優劣による感情
②基本的自尊感情・・体験と感情の共有することの繰り返しで和紙を重ねていくように形成される。比較ではなく絶対的な無条件な感情
健康な人はこの二つの自尊感情が同じように育っているそうで、
2つともの自尊感情が低い人は、誰が見ても不健康だと認識できます。社会的な自尊感情が育っていない人は自己中心的ではありますが、ほっといても心配ないそうです。
今一番心配されているのが
社会的な自尊感情のみで自分を保っている人。
社会的な評価に左右されて、自分を保つので、逆境や壁にぶつかったときにとても弱い。特徴はすごく頑張り屋さんでよい子。しかしいつも不安を抱えている
そんな人が一番見えにくく、実は一番心配だというお話でした。
そうならないために、たくさんの体験とそれに伴う感情を共有することが大事だそうです。
このことで実は親は子どもに育てられているんだとも・・・・・
飾らなくても、自分は自分でいいんだって思えること。これがとても大切です。
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昔、資格を取得したSAT心理療法では、
他者報酬依存型と自己報酬追求型と分類していました。
他人の評価が自分の基準になってしまうと、
環境次第でへこんだり落ち込んだりします。
先日谷口祥子さんのほめ方のセミナーに手伝いにいったとき、
ほとんどの参加者が口々に言っていました。
「そうえいば、普段ほめられたこともなければ、ほめるということもない」
そんな環境の中で、他人の評価を中心にしてしまうと、
自尊心がグラグラになってしまいます。
まずは過去のリソースを振り返るのもいいでしょう。
楽しかった瞬間
達成出来た瞬間
仲間と笑った瞬間
体が震えるような感動の瞬間
その瞬間の、見えるもの、聞こえるもの、感じることを、
再体験することで、
きっと自分のパワーを取り戻せるはずです。