嫌われる質問の仕方とは?

売れない営業マンだったころは
お客様の情報を得るために、
最初からこんな質問の仕方をしていました。

「何のお仕事をされていらっしゃるんですか?」

こういう質問をすると、
たいていの方は、不機嫌になって
「別に普通の会社員ですよ」という反応で、
何も教えてくれないことが多くありました。

営業マンはお客様との会話を通じて
信頼関係を築かなければいけないのに
自分から人間関係を壊すような質問の仕方を
していたのです。

今思えばすごく恥ずかしいのですが、
いきなり会ったばかりの人から
こんなプライバシーに関わる質問をされるなんて
誰でも嫌がります。

このような、
ストレートに聞きたいことを質問する方法を
「直接質問」と言います。

直接質問は、事実を集めるのに適しているのですが、
人間関係がまだできていない中では、
会話が盛り上がることはなく、
問い詰めているような印象を与えてしまいます。

そこで初対面の相手と話す場合などは、
直接質問ではなく「間接質問」をします。

直接聞きたいけれど
いきなりだと失礼に当たるような場合は
遠回しに聞いて、絞っていくやり方で聞くのです。

「どのような関係のお仕事をされてるんですか?」

このように、答えを限定しない質問だと、
相手は答えやすくなります。

既婚者なのか?独身なのか?を知りたいとき、

「結婚してますか?」

とは、特に女性に対してだと
なかなか聞きにくいですよね。

この場合、

「休日はどんな風に過ごされてるんですか?」

という質問の仕方だと、独身か既婚者か、家庭の状況が
分かるヒントになります。

相手の年齢を聞きたいとき、

「年齢はおいくつですか?」

は、かなり危険な直接質問です。

この場合、

「学生の頃によく聞いていた曲って?」
「カラオケではどんな曲を唄うんですか?」
「子どものころのヒーローって何でした?」

など、周辺情報を聞く間接質問をすることで
ある程度予想がつきますね。

また、さらに絞り込みたいような場合、

「私は休日はもっぱら家族サービスばかりなんですけど、
〇〇さんはどのようにお過ごしになられてるんですか?」

「私は辰年なんですけど、
〇〇さんは何年ですか?」

など、まず質問の前に
自己開示をしてから訊くと
相手も抵抗なく答えてくれる可能性が高くなります。

何より、
相手への配慮や敬意の気持ち、
そして
心から相手に関心を持って訊くようにしましょう。

そうすると、相手もきっと快く答えてくれるようになりますよ。

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