お客様にちゃんと参加してもらっているか?

お客様に「参加して」もらっていますか?

独演会のようなプレゼンをしていないでしょうか?

 

営業マンはある意味、専門家です。

営業マンが習得した専門的知識や情報は、
お客様からしたらとても参考になるものです。

しかし、その伝え方次第で、
陳腐なものになるか、興味深いものになるか、
大きく差が出ます。

例えば、保険の営業の場合。

「2011年の日本人の平均寿命は
女性85,90歳、男性79,44歳で、
たとえば65歳で定年だとすると男性だと14年間生きるわけですが、
その間の生活費はなんと5千万円も必要だと言われていまして~」

このように、覚えた知識をそのまま伝えたり、
興味深い情報もあっさり伝えてしまう、
お客さんは「はいはい」と聞くだけで終わってしまい、
話は頭に残りません。

上手な営業マンは、
質問を駆使して、
お客様にプレゼンに参加してもらいます。

 

【お客様がちゃんと参加しているプレゼン】

「お客様、現在日本人の平均寿命はどれぐらいかご存知ですか?」

「え~?大体男性で75歳ぐらいかなあ」

「男性だと、79、44歳なんです。
定年が65歳だとしたら、男性の場合14年は無収入になるわけですが、
その間どれぐらいのお金が必要になると思いますか?」

「うーんそうだな…2~3千万円ぐらいかな?」

「はい、実は…、
5千万円なんです!65歳の時点で最低5千万円は用意しないと
大変なことになるんです!」

「え~!そんなに必要なんだ!?」

 

このように、細かく質問をして、
お客様とちゃんと向き合いながらプレゼンをします。

お客様に考える時間をしっかり取ってもらい、
返事の後に情報を伝えます。

特に大事なところは、紙に書きながら説明したりします。

そうすることで、
ただ一方的に伝える独演会のようなプレゼンより、
何倍もインパクトを与えます。

 

ここはポイントだ!という部分は
一気に話してしまいたくなるものですが、
ここは丁寧に質問をして、
お客様にいったん考えてもらいましょう。

 

お客様を「置いてけぼり」にせず、
しっかりプレゼンに参加してもらいましょう。

関連記事

  1. 嫌われる営業マンが使っている接続詞とは?
  2. 営業マンが絶対に話してはいけない場面とは?
  3. 目上のお客様とはどう接する?
  4. 興味が無い、必要無い、というお客様の本音を訊きだすには?
  5. 営業は会う前から始まっている
  6. お客様の断り文句への対処法って?
  7. 私がその賃貸業者を選んだ理由とは?
  8. 話を途切れさせないようにするには?
PAGE TOP