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長年の友人のような関係を作る会話テクニックとは?
営業の際、
セールスの話の前に大切なのは、
お客様との人間関係を作ること。
お客様との人間関係を作るとき、私は、
短時間でも長年の友人のような関係を作る
会話テクニックを使っていました。
深層心理に働きかけるその会話の手順を
紹介します。
「今年に入って総務部に移られたということですが、
その前はどんな部署で働いてらっしゃったのですか?」
「企画営業です」
「企画営業ですか!
ちなみに今の会社に入ろうと思われたのは
どんなきっかけだったんですか?」
「スポーツが大好きで、
働くならスポーツ用品店のような店で企画に携わりたいと
思ってたんです」
「スポーツが大好きなんですね。
学生のころはどんな部活をされてたんですか?」
「中学校からずっとサッカーをやっていました」
「はあ、サッカーですか!
どうりで体格ががっしりしているなあと思ってたんですよ。
とすると、小さいころからスポーツが得意だったんですか?」
「そうですね、小さいころから大きかったし、
走り回るのが大好きでしたね」
「ご両親も自慢の息子さんだったでしょうね~。
私は小さい頃は身体が弱くて、
病気がちで親に心配ばかりかけてたんですが、
○○さんはそんなことなんて無かったでしょう?」
「いやあ、僕は勉強がからきしダメで、
小さい頃はよくそれで叱られていましたね。
父も母も教育熱心な人でしたから」
「教育熱心だったんですねー」
「ええ、父と母は、教師ですから」
「先生でらっしゃるんですか!」
この会話の手順について説明します。
現在の仕事から、前の部署、仕事に就いたきっかけ、
学生の頃の話、小さい頃の話、そして両親の話、と、
『お客様の歴史をさかのぼって』
話を聞いていってますね。
人と親密な関係を築くには、
特に、子どもの頃、
親との関係を聞くと良いのです。
『子どもの頃の話までするということは、
この相手とは親しい間柄に違いない』
と潜在意識は認識します。
心理学では、
自分の話もしながら(自己開示)、
相手が子どもの頃の話をしてくれたら
親密な人間関係が作れると言われています。
子どもの頃の話や、
両親の話というのは、
親密な関係を作り、
さらに相手の人間性も知る大きな手がかりになります。